「よしなよ」って子供を叱るとき
子供のころ、一番叱られた思い出は、学校の帰り道の畑でスイカを発見したことから始まる。
友達二人で持っていた木の棒で割ってみたのがいけなかった。
次から次へと割り始め、とうとう全部やってしまった。
全く関係ないおじさんに捕まり、家まで連行された。
親父が呼び出され、事情を聞いた親父は突然怒りまくり胸ぐらつかまれて、窓の外まで殴られた。
全く関係ないおじさんも止めに入ってくれたが、
親父は止まらなかった。
親父は目に涙を溜めて殴っているのが不思議だった。
決して人前で泣かない親父が泣いていた。
なんだかとてつもなく悪いことをしたんだ。と、その時、思った。
今自分で畑をやっているが、今だったら果たして許せるだろうか。
孫においしいスイカを食べさせてやりたい。
よしよし。
なんて大事に育てていたかと思うと、なんてひどいことをしたのか!
人という字は寄り添って出来てる字。
迷惑掛け合って生きてる。
とはいえ、私のしたことはいけないこと。
親父の真剣さで気がついた。
私が子供を叱る基準はふたつだけでした。
1 人に迷惑かけてないか
2 体が危険な状態じゃないか
飛び出しや携帯見ながらの自転車なんて見るとめちゃくちゃ叱ります。
このふたつ以外は何やってもOK。
一から十まで怒ってる人見ると、よく疲れないなあと感心します。
電車の中で赤ちゃん抱えて、静かにさせようとしているお母さん、可哀想。
だって赤ちゃん、泣くのが仕事。
迷惑だろうか?
赤ちゃんの泣き声聞くと、天使が泣いとる、と思うけどなあ。
迷惑だと思う人も元々赤ちゃんだったのにね。