ダッチョマンが退院したら、なぜか中学生になったぞ!
脱腸(鼠径ヘルニア)になり、妻から「ダッチョマン」と呼ばれていました。
朝は普通なのですが、夕方になると重力で腸が大事な所の左上あたりからピンポン玉半分くらいが飛び出ていました。ダッチョマンに変身です。
1カ月待ちで手術が受けられました。
パンツ一丁で手術台に乗せられ、点滴に麻酔を仕込まれ、1分もしないうちに
「あっ、くるくる、先生ナニす・ん・だ!」
「だ」を言う前に頭がぐるぐるしてきて、あっという間に意識を失いました。
「終わりましたよ」「聞こえます?」
看護師さんの声で目が覚めました。
「ここはどこ?あたいはだれ?」
照明がたくさんあり、何やら忙しそうに後片付けしている男女数人。
「おれはダッチョマンを辞めたんだ」
もうろうとする中で下っ腹に違和感を感じながら、歩いて病室に戻りました。
夜中にトイレに行くと、、、
「ん?」
立派なヒゲがない!
息子がすまなそうにたたずんでいるではないか。
これじゃ、まるで中学生に逆戻りだ。
へそ下のギャランドゥまで剃られていたのです。
少し心配でした。
きっとあの時の看護師さんがチョンとつまんで、ジョリジョリやってくれたのかな?
この息子は悪いことしなかったかな?
しかし、みればみるほど情けない姿。
家に帰っても、妻には見せないようにしていました。
すると妻が
「おー、その後傷口はどうーなったあ?」
「みしてみなよ」
!!!
「来た!!」
しかたなく観念してペロンと出すと
「キャーハハハハハ、貫禄ねえの、わらわせるぅ~」
「まるで中学生~」
「だめだ、腹いて~」
傷口なんて見ちゃいない。
いったいどこ見てるんだ。
しばらく中学生と呼ばれる日々になるだろう。
ちなみに脱腸は妊婦さんのお産の時や、便秘がひどい時になりやすく
右をやると腹圧に弱い左がなりやすくなるそうです。
便が出ないときのいきみが良くないそうです。
普段から便を柔らかくしておくことが大切です。
皆さんも気を付けてくださいね!