ステップファミリー体験記 その4
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こりずに3度目の結婚へ
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バツ×2、子供3人の私と、バツ×1、子供2人の妻との結婚物語です。
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子供3人、父子家庭の地獄
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二人目の妻が家を出た、次の日。
日曜日。
いつもなら遅く起きて、アクビしてケツでもかきながらタバコふかして、新聞読んで
ひとり「ヘックション!チキショー」なんて
言っていれば良かったのですが、、
『待てよ、今日から俺が全部やらなきゃいけないんだ!』
子供達はまだ寝ていたのが、急いで飛び起きて冷蔵庫を開けてみる。
「ゲッ!何もない」
日曜日は不燃物?可燃物?そんなのないか?
学校の予定は?下の子(小学校新入生)の入学式はいつ?真ん中のねえちゃんのバレエ教室はどうしたらいいの?野球チームの弁当はどうする?犬の散歩の糞の始末は?
次から次へと疑問が浮かんできたら、どこから手をつけて良いのやら、
『ここはコーヒーでも飲んで考えよう』と思い天を仰いだ。
『きっとこれは神様からの試練だ❗』
やってやろうじゃないの!
俄然勇気が湧いてきて、買い物袋をふたつ肩に担いで颯爽と買い物に出かけました。
頭のなかで献立を考えながら、1週間分の食材をワンサか買って帰宅。
次は掃除機、次は洗濯、ホッとしたら昼飯の支度。
『待てよ、今日は休みでいいけど、明日から仕事だー😭』
次の日から地獄でした。
朝早く起きて朝飯作って、寝ている子供達に文句言われながらも、掃除機かけて。
洗濯してみんなを見送ってから、出勤です。
帰宅すると下の子の児童保育の迎え、バレエの送迎、上の子の塾。
これが毎日続くのか?
主婦は大変なんだなー、屁こいて煎餅食べながら昼ドラ見てるだけじゃないんだ。っとつくづく思いました。
1ヶ月もするとだんだん疲れてきました。
夕飯のシチューを作りながら立っているのが、とても辛くなり床にへたりこんでいたら、そのまま寝てしまい、部活から帰って来た長男が「オヤジ、焦げてるよー」と慌てて止めてくれたことがありました。
その日、焦げたシチューの生き残ったところを食べながら、親子4人で役割分担を話し合いました。
長男はゴミだし。犬の餌やり。
長女は便所掃除。
二男は風呂の湯はり。
犬のカン太君の散歩は4人で輪番制とした。
『すまないなあ』
心の中で子供達にわびました。
ちなみにカン太君は庭に住んでいる柴犬で、散歩中に公園のベンチで色々な愚痴をよく聞いてくれた可愛いやつです。
私は妙な信念があって、絶対にコンビニ弁当は買わない。手で作るからいつか気持ちが伝わると確信している。だから、出来合い物は一切買わない。
きつくても、これだけは守り続けました。
見かねたおふくろが遠くから来てくれることもありました。子供達に新鮮な野菜を食べさせたくて80坪の畑を借りていたので、荒れ放題の畑を再生してくれたり頭の下がる思いでした。
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運命の出会い
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そんなこんなで半年が過ぎ、ようやくなれた頃
以前東京で勤務していた頃の上司が定年ということで、お別れ会に出席しました。
朝からカレー、おかずを作り置きし、子供達に留守番をさせました。
帰る途中、品川駅で乗り換えで歩いていると、顔見知りの女性に出会いました。
以前は超デブデブでしたが、モデルのように細身でしたが、顔の大きなほくろでもしかしたらと思い、声をかけてみました。
「あらまー」
昔、職場に出入りしていた商社の方でした。
彼女も覚えていてくれました。
「お茶でもどうですか?」
ということで夜に喫茶店なんが見当たらないので、
なぜかカラオケボックスに行くことになりました。
こちらの事情を話したら、あちらも同じような事情でした。二人で散々歌を歌って、その日は連絡先を交換して帰りました。
その後。
話はトントン拍子に進み、自宅に遊びに来ることになりました。
続く