「うすら~」だけはヤメテ~ッ!!
少しいい歳になってきたので
前髪が薄くなってきた(泣)
テレビで増毛とか植毛とか育毛とか
毎日やっているが、最近目に留まることが多くなった。
もともと有るものがなくなると
それはそれでさみしいもの。
たたいたり、もんだり、
シャンプーのとき優しく洗ったり、
時には話しかけたり、
風呂場の排水口の抜け毛をチェックしたり・・・
ここで子供の一言。
「お父さん少しハゲてきたね~。
でもなんだか、うっすらハゲだから、
うすらハゲだ!!
わ~い、わ~い」
子供とは正直とは言え、残酷なものです。
いちいちグサッとくることを平気でいう。
私が子供の頃、オヤジによく言われたのが
「なにやってんだ!このうすらバカが」
バカにも色々ありまして。
おおバカ!
こバカ!
いやんバカ!
いろいろある中で、この「うすらバカ」だけは
なんとも中途半端なバカで
とてつもなくイヤな言葉でした。
まさか自分の子供にこの「うすら」を
投げられるとは・・
どうせなら「ハゲ!」だけでいいじゃないか。
いっそのこと前髪だけうすいので、
全部剃って周囲を伸ばし
時代劇のようにちょんまげでも結おうか。
妻に持ちかけると、
台所の向こう側で、
「バカなこと言うんじゃないよ
ちょんまげでスーツ着て、その辺ウロウロされたら
どのツラさげて、あたいは歩けばいいのよ
ったく!」
そしたら会社やめて、
サムライカフェでもやるか!
メニューは町娘風の君がもってきて、
サムライの俺がコーヒーやチョコパフェを持ってく。
レジの時はバイトが忍者の格好してササッとあらわれる。
どう?
嫁「バカ」
う~ん、これでいい。
バカの一言