本物は売れない?
12年前から畑を借りて
あれやこれやと作物を作っている。
もちろん無農薬、肥料も天然物
作ってみるとよくわかる。
育てる楽しさ、むずかしさ
売ってる野菜の不自然さ。
それはなにかと言うと
できる野菜はみーんなふぞろい❗
色も良くない。
形もデコボコ。
スーパーで売ってるのは
色もきれい、形もおんなじ。
そりゃ、狭い畑でとれるのだから
たまたまそうだったんでしょ!
と思われるでしょうが。
80坪の畑でもまったくおなじ色、形
は3つあるかないか。
ちなみに自然野菜の農家さんに
聞いてみたところ
やはりデコボコ野菜なんだそうです。
しかも私の畑は隣が広大な荒れ地なので
訳のわからないクネクネ虫やモグラに
ハクビシン、桃太郎の子分キジまで
ドガドガ入ってきます。
スーパーで
「虫食いじゃない! こんなものダメよお母さん」
などとバサッと置いていく人を見かけたことがある。
そういう人には
農薬がタップリかかった特別コーナーを
設けたらいいと思ってしまう。
曲がった野菜、多少の虫食いを容認したら、
スーパーの野菜の価格は1/3になるそうです。
しかも増量ですよ。
均一の野菜を作るために
農薬をこれでもか!とまいて
何千万もする選別機器を買い
化学肥料で素早く育てる
発泡スチロールで包装。
ちなみにその辺に生えている雑草
どんな色してますか?
淡~い緑色してないですか?
スーパーで売ってるホウレン草
どす黒いでしょ。
あれは化学肥料の色なんです。
「ワー!緑が濃くておいしそー!」
はじつは
「ワー!化学肥料が効いてておいしそー!」
なのです。
試しにとなりの人からいただいた
化学肥料を雑草にかけたら
そこだけどす黒くなりました。
その雑草はとても不自然で
「なんてことしやがるんだ!」
と怒っているように見えました。
ちなみに自然野菜の方がスーパーに
売り込みにいくと
「そんな不揃いの野菜は売れないからダメ!」
と断られたそうです。
日本には本物を食べて欲しいと願い
子供の未来を安じて、
真剣に食を考えて、
野菜を育てている方がいます。
しかし年々廃業や規模縮小に
追い込まれ細々とされているのです。
消費者はもっと知らなくてはいけません。
本物を。
虫食い?
自然へのおすそわけ。
化学物質に汚染された野菜ばかりでは、
未来は無いような気がします。
本物の野菜を知ることから始めましょ❗