ふっふっふっ、なぜ?

気づくとおもしろい生き方

虫の知らせはある❗

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このトンボ、

実はおふくろがこの世を旅立つ前の日

突如現れました❗

偶然でしょ?

っと思われるでしょう



その日はクリスマス、
しかも長野県。

外の気温はマイナス6℃。

親父と私たち兄弟が台所で話し合ってたときに
やけに蛍光灯がチリチリ音がするので、
目を向けると
こんトンボが元気に蛍光灯に当たっていたのです。

この時期にトンボ❗
しかもこの寒さ
まるで気付いて欲しいかのような動き
なんで家のなか?


不思議な時間でした。


オヤジがボソッと言った。

「あいつ明日の朝逝くよ。」



その後、トンボはどこにもいなくなった。

そして、おふくろはそのとおり次の朝
息を引き取りました。


まるで夢を見たかのような一瞬の出来事。

本当に虫の知らせはあるんだ
そう思いました。


それから10日たったころ。

オヤジがおふくろの荷物を整理、処分する
からと、みんなを集めました。

ではおふくろのタンスから。

みんなが動こうとしたとき
またトンボが家のなかをとびはじめたのです。

今度は2匹

あれから1度も姿を見せなかったトンボが
寒い和室を2匹で飛び回っているのです。

トンボの向こうがわには、真面目そうに
写っているおふくろの遺影がありました。

作業しているあいだ、トンボ達はよく陽の当たる
廊下のカーテンにしがみついていました。

そして何事もなく
作業は終わりました。


その後、トンボ達の姿は1度も見なくなりました。

一年たったころ
年末清掃を独り暮らしのオヤジを手伝いに行ったときのこと。

親父はひとりで2階の和室に寝ているのですが
そこにはおふくろの古ーいタンスがあります。

その上には私の若い頃の写真や孫の写真やら
ごちゃごちゃと物をおいてあるのですが、
その隙間にあのトンボが息絶えていたのです。

まるで下で寝ているオヤジを見守るように

普段その部屋はあまり
ドアを開けていないので、

一体どこから入り込んだか
不思議でなりませんし

ほかにも部屋があるのに
なぜここを選んだのか?



ネットで調べると
トンボは後ろに飛ばずに
前にしか飛ばないので
とても縁起の良い虫なのだそうです。


どこかの戦国武将の兜にもなっていたようです。


生前のおふくろに感謝しつつ
トンボも好きになりました。



「お父さんが死んだら何になって出ようかな」

と娘にきいたら。

ゴキブリ❗